一休の有名な歌をモチーフに作り上げられた作品です。
「門松は冥土の旅の一里塚 めでたくもありめでたくもなし・・・」
"正月門松はめでたいものとされているが、門松を飾るたびに一つずつ年を取り、死に近づくので、死への旅の一里塚のようなものだの意。"
(日本国語大辞典 第3巻 P851/小学館から引用)
珠の素材は象牙です。
髑髏彫りで有名な職人さんに、喜芳がご依頼して彫っていただきました。
象牙は現在では売買が原則禁止されており、
喜芳と職人さんは亡くなってしまっているので、
二重三重にもう二度と作れない逸品です。
喜芳とは?
大正9年京都府生まれの念珠師です。13才で念珠屋へ奉公に入り、以来、倒れる寸前まで念珠を作り続けました。
平成16年に京都府伝統産業優秀技術賞を念珠師として初受賞。
2023年現在、念珠師として「京都府伝統産業優秀技術賞」を受賞した技師は、喜芳を含めてたった3人です。
名工として、平成18年~平成26年まで名工展に創作念珠を出展しており、その独自性は分野内外から高く評価されました。
喜芳の技術と想いは、喜芳工房の職人たちに受け継がれています。
喜芳工房とは?
喜芳が健在であった時から現在に至るまで、職人を養成しています。この職人たちが所属する工房を「喜芳工房」と呼んでいます。
喜芳は、弟子の一人ひとりの適正を見極めて、それぞれが得意な工程の技術を伸ばすことを大事にしていました。
そのため、職人はそれぞれ得意な分野が「珠をとおす」、「軸を編む」、「房を付ける」、などはっきりと分かれています。
その結果として、一つひとつの工程のスペシャリストが育成されています。
各工程で高い品質のパーツが仕立てられているため、最終的にすべてを組み合わせたときに、クオリティの高い製品に仕上がります。
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